骨格筋線維の膜修復に関与するdysferlinに結合し、膜修復を促進する因子としてCK2αを同定した論文が掲載されました
2026/03/21(土)
【研究成果のご報告】
このたび、中村尚子先生が筆頭著者を務めた論文「A novel dysferlin-binding kinase CK2α promotes plasma membrane repair in dysferlinopathy」が2026年3月13日付で国際誌The FASEB journal誌に公開されました。概要は下記の通りです。
成人発症の筋ジストロフィーの一種であるdysferlin異常症で欠損するdysferlinは筋線維膜損傷後の修復過程で重要な役割を持ちます。今回dysferlinに結合し膜修復を促進する分子として新たにCK2αを同定し、CK2αの過剰発現によりdysferlin欠損マウス骨格筋の細胞膜修復が改善することを確認しました。さらにCK2αは同じく膜修復に関わるannexin A1のリン酸化に関係していることも示されました。
本成果はdysferlin異常症をはじめとした筋ジストロフィーの新たな治療標的となる可能性が期待されます。
論文URL
http://dx.doi.org/10.1096/fj.202500773RRR
東北大学公式プレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/03/press20260319-01-CK2.html
