初期研修、後期研修、東北大学医学部　神経内科

 

高次修練（医学部6年生）実施要項

教育目標：

　卒後研修に役立つ内科的な臨床能力を習得するため、
A) 実際の症例を通して神経疾患の診断・治療・ケアの基本的知識および手技を修得する
B) とくに適切な病歴聴取と神経学的診察を習得して検査・治療計画に参加する

個別目標：

1. 医療面接の意義を理解し、診断に役立つ病歴を聴取することができる
2. 患者−医師間の信頼関係構築への配慮ができる
3. 診療チームの一員として診療に参加し、自らS.O.A.P. に基づいたカルテを記載できる
4. 神経学的診察法を習得し、診察結果から病変部位や鑑別診断を行うことができる
5. 診断や治療方針の決定のため、自ら検査や治療の計画を立てることができる
6. 担当症例の重要性・希少性を探究し文章にまとめることができる
7. 担当症例について、学会形式で聴衆の前で発表することができる
8. おもな神経疾患の病態を理解し概説し、神経疾患に必要な検査と治療法を理解できる
9. おもな神経救急疾患への対応を理解できる
10. 臨床現場における神経内科の役割と意義、臨床研究の重要性が理解できる

評価（総括的評価）

　全期間にわたる実習態度，とくに診療チームの一員としての参加態度，理解と技能，問題解決について教員全員が評価し、複数項目からなる評価表に記載する。さらに、最終週の症例プレゼンテーション，終了時の提出レポート，最終日のまとめにおける口頭試問の結果を加味する。

 

高次医学修練（6年生）スケジュール