研修医の声

(後期研修医 M.T.)さん

私は大崎市民病院で2年間初期研修、1年間神経内科の後期研修を行った後、医師4年目で当教室へ入り、現在は主に病棟業務を行っています。大学病院ということで当初は堅苦しい雰囲気を想像していたものですが、決してそのようなことはなく、当直当番を含めて指導医の先生方に(本当は良くないかもしれませんが)気軽に相談できて、非常に仕事を進めやすい職場です。また、週に1回の総回診などのカンファレンスは議論が活発で、一人では考えつかないような診断や治療方針についてアドバイスを得ることができます。神経生理検査や筋生検などの手技、および患者さん・ご家族への病状説明まで主治医としてある程度一人で任せてくださる一方で、上述のごとくフォローが厚いので実際には困り果てることは少なく、これまで半年間無事に研修を行うことができました。

 

神経内科として、診断が重要なのはもちろんですが、この頃は診断後の対応の難しさを実感しております。ある変性疾患の診断とし、説明をしてその場で納得が得られたようでも、実は病態の重症さを理解されておらず、医師側の考える緩和ケアなどの方針が進まないといったことは日常茶飯事です。また、精神的なケア、今後の訪問診療を含めた体制づくりなど、むしろ診断後に行うことが多いというのが私の神経内科の印象です。しかし、これから長い期間医師として働いていくにあたって、必要なスキルの一つはこのように全人的な対応ができることなのだと思います。私は市中の病院では外来も行いますが、診断および診断後の方針決めについても、最近ではある程度一人でも進められるようになってきたなと、実感できる場面が増えてきました。

 

まだ半年間という短い期間ではありますが、去年の自分と比べると神経内科医として成長している部分は確かにあると思います。神経内科を志す方がいらっしゃったら、ぜひ当教室で一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

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(後期研修医 C.N.)さん

私は東北大学医学部を卒業後、東北外の市中病院で初期研修を行いました。学生時代から神経系の機能に興味を持っていましたが、初期研修期間を経て患者さんの話や診察から診断につなげる面白さと奥深さ、難病と共に生きる患者さんの思いを直接肌で感じ、神経内科で後期研修を行うことを決めました。後期研修をどこで行うかを考えるにあたり、私にとっては神経内科医として地域に貢献することが目指すテーマのひとつであり、早い段階できちんとした専門的トレーニングを受けることが必要と考えていました。東北大学病院神経内科では、後期研修1年目は原則的に大学病院で研修することになります。非常に充実した指導体制のもとで東北各地の病院から紹介となる幅広い疾患について経験を積むことができると考え、ここでの後期研修を選びました。

 

実際の研修では、普段は病棟医として診断のための神経学的診察、電気生理学的検査を含む各種検査を自ら行い、診療チームの先生方と相談しながら診断・治療を行います。週1回の病棟カンファレンスを通して、診断や治療方針について外来主治医の先生を含め経験豊富な上級医の先生方と話し合い、退院後の支援まで含めた方針を考えていきます。ときには厳しい指摘を頂くこともありますが、そういった中でも教室の雰囲気は堅苦しすぎず、経験豊富な先生方に直接意見や経験談などを伺いながら楽しく研修ができています。病棟の他では週に1日は連携病院の外来を担当し、その外来診療に関しても指導やアドバイスを頂いています。

 

東北大学病院の特色として、筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病関連疾患、多発性硬化症(MS)・視神経脊髄炎(NMO)に関しては最先端の治療や治験の対象となる患者さんの診療を経験する機会があり、日々の診療と疾患研究とが非常に近くにあることを後期研修の中で感じています。日常診療の中にも常に未知のことがらがあり得ることを意識し、より良い医療を創っていけるような神経内科医を目指していきたいと思っています。

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(後期研修医 T.S.)さん

私が神経内科を志したのは、大学生活も後半に差しかかる大学病院での実習が始まってからでした。今でこそトレーニングに励み、理解しつつある神経学的症候の特徴を学生時代に理解していたかというと全くできておらず、恥ずかしくてとても神経内科を志しているとは(言っていましたが)言えたものではないレベルでした。ではなぜ惹かれたかというと、患者さんの訴えが神経系に特有のものであるからだと思っています。多くの領域では「具合が悪い、どこかが痛い」という訴えが多い中で、神経内科は「おかしいんです、変なんです」が主訴であることがよくあります。その訴えに問診と診察で本気で向き合い、診断することのできるのが神経内科と考えています。当教室で医学部6年時に1ヶ月間実習し病棟で学んだことは、今の私にとって単なる神経学的診察にとどまらず、医師としての診察技術の礎を築いていると思っています。

 

初期研修を経て、現在は後期研修医として病棟を中心に勤務をしています。担当となった患者さんについて深く追求することで、他の環境で学べることの数倍の経験を積んでいると思います。私一人ではなく、指導医、初期研修医、医学生も巻き込んで、診療チームとして患者さんに向き合うことで、診断への道標を示していただきつつ、軌道修正しながら診療にあたっています。

 

教室の雰囲気は和やかです。私たち後期研修医もそうですが、個性あふれる先生方が多く、さまざまな視点からの意見や人生観を知り、刺激的な毎日を送ることができると思います。百聞は一見にしかずというように、一度足を運んでいただく事で、その一角を垣間見ることができると思います。興味のある方はぜひ見学にいらしてください。

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(後期研修医 S.I.)さん

大学病院で神経内科医として後期研修を始めさせていただいてから、早いものでもう半年が過ぎようとしています。初期研修医の皆さんは、1年目の先生はようやく仕事に慣れてきた頃で、2年目の先生はそろそろ進路選択に頭を悩ませている頃でしょうか。今回はそんな先生たちの、少しでも参考になればと思いお話しさせていただきます。

 

学生時代から実習などで神経内科の先生方にはお世話になっており、変性疾患には興味がありました。市中病院での研修では打って変わって脳卒中が主体となり、血栓溶解療法(t-PA治療)や血栓回収といった急性期治療の実際も経験させていただきました。扱う疾患の雰囲気こそ違いましたが、どちらも根底には「神経学」の考え方があり、そこが魅力的に感じました。特に神経診察から病変部位を推定するneurologistの姿は最高にかっこいいと感じ、神経内科の道を志すきっかけとなりました。

 

大学での研修は、実際のところ結構難しく、頭を悩ませる毎日が続いています。神経系は体の隅々まで張り巡らされているが故に、患者さんの主訴は多岐にわたります。頭が痛い、目が見えにくい、しゃべりづらい、手足が動かない、ふらつく、震える、しびれる、物忘れがある、言葉が出ない、などなど頭のてっぺんから足の先まで、歩く食べるといった簡単な動作から言語記憶などの人間らしい行動まで、様々な症状が神経内科の扱うところとなります。そんな患者さんの訴えや神経学的な所見から病変はどこにあるのか推定し、当てはまるような病気にはどんなものがあるかを考え、それを証明するために必要な検査を組み立て、治療法を考える。難しさを感じる一方でやりがいもあり、パズルを解いていくような、そんな楽しさも感じられるのが神経内科の魅力の1つではないかと思っています。

 

熱く指導していただける上級医の先生方やなんでも相談し合える同期にも恵まれ、充実した毎日を送らせていただいています。進路に迷っている方や神経内科に興味がある方はぜひ一度見学にいらしてください。お待ちしています。

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(後期研修医 K.K.)さん

東北大学病院での研修生活が始まり、まもなく半年が経とうとしています。多くの先生からご指導いただく中で、すでに多くのことを学ばせていただきました。現在、神経内科医としてのやりがいと責任の重さを感じ、日々有意義な生活を送っています。

 

もともと私は学生時代他の診療科を志望しており、初期研修も広島県で行いました。その私が当教室を選んだ理由は3つあります。

 

1つ目の理由は臨床です。東北大学病院には複数の研究チームがあり、各々の疾患分野で最先端の研究をしています。その専門の疾患も含め、多くの症例が集まるため、症例数が豊富です。週1回の総回診前カンファレンスでは診断、治療について細かく検討し、最先端の医療を学ぶことができます。また、これまでほとんど報告がないような症例もあり、どのようにアプローチすればよいかなども学ぶことができます。

 

2つ目の理由は研究です。神経内科疾患は病態が解明されていない疾患や治療法が確立されていない疾患が多く、さまざまな研究がなされています。神経内科医を志し、将来研究をすると決めた上で、伝統と実績のある研究室で優秀な指導医のもと研究ができると考え、当研究室を選びました。

 

最後の理由としては、周囲の人からの後押しです。私は出身大学こそ東北大学でしたが、もともと育ちが九州であり、研修も広島県で行ったため、3年目から研修をどこでするかは本当に悩みました。しかし、私の初期研修中の恩師である神経内科の先生から、将来的に研究も考えているのであれば東北大学の神経内科学教室をもう一度見てくるべきだと後押しされました。県外に出たことで、当教室が日本を牽引する立場にある研究を行っていること、県外からの信頼も厚いことを客観的に感じることができたと思います。

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東北大学 神経内科
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