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教室便り〜神経難病ALSに対する先端医療実現に向けた大型予算を獲得しました

2009/10/14

 

このたび厚生労働科学研究費補助金のスーパー特区を加速するプロジェクト『HGFによる筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する新規治療法の開発』(研究代表者 青木正志 神経内科講師)の採択が決まり、初年度6億5千万円の研究開発費が内定しました。
東北大学大学院医学系研究科神経内科では神経難病のなかでも最も治療に難渋しているALSに対して、我が国で発見された肝細胞増殖因子(HGF)による再生医療の開発を進めています。この取り組みは、平成20年11月から内閣府を中心とした国家プロジェクトとして始まった先端医療開発特区(スーパー特区)に選定され(中枢神経の再生医療のための先端医療開発特区、代表岡野栄之 慶應義塾大学教授)、その中でも最先導課題となっています。今回の大型予算は3年間継続の予定です。この研究開発費によってALSの新規治療法の開発が大いに進展し、東北大学病院での治験(フェーズI)の開始が期待されます。

 

 

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