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研究トピックス

次世代シークエンサーを用いた筋原線維性ミオパチーの新たな原因遺伝子の同定

2013/03/05

 

Exome sequencing identifies a novel TTN mutation in a family with hereditary myopathy with early respiratory failure
Rumiko Izumi, Tetsuya Niihori, Yoko Aoki, Naoki Suzuki, Masaaki Kato, Hitoshi Warita, Toshiaki Takahashi, Maki Tateyama, Takeshi Nagashima, Ryo Funayama, Koji Abe, Keiko Nakayama, Masashi Aoki and Yoichi Matsubara

Journal of Human Genetics 2013;doi:10.1038/jhg.2013.9
http://www.nature.com/doifinder/10.1038/jhg.2013.9

Myofibrillar myopathy(MFM)の原因遺伝子およびその表現型は現在まで国外を中心として幾つかが報告されているが、これらの既知の原因遺伝子に変異を見出すことが出来ない群も多く、依然詳細な病態は明らかとなっていない。今回、エクソーム解析と連鎖解析を併用することで、常染色体優性遺伝形式をとるMFMの大家系でTTNに新規の原因変異を同定することに成功した。TTNは、MFMの病理像を呈するHereditary myopathy with early respiratory failure(HMERF #603689)の原因遺伝子として近日国外から数例の報告が続いている。これらの変異はTTNのA-bandドメインの特定の領域に集簇しており表現型との強い相関を持つことが示唆される。TTNをMFMの新たな原因遺伝子として認識する上で、またHMERFの疾患概念を確立する上で重要な報告と考えられる。

 

 
titinのドメイン構造とHMERFの病因変異部位 (図2.jpg)

 

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