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研究トピックス

視神経脊髄炎における髄液抗アクアポリン4抗体の重要性

2014/07/10

 

Sato DK, Callegaro D, Jorge FM, Nakashima I, Nishiyama S, Takahashi T, Simm RF, Apostolos-Pereira SL, Misu T, Steinman L, Aoki M, Fujihara K.
Cerebrospinal fluid aquaporin-4 antibody levels in neuromyelitis optica attacks.
Ann Neurol. 2014 Jun 30. doi: 10.1002/ana.24208. [Epub ahead of print]

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ana.24208/abstract

大学院生のサトウ・ダグラス先生によるブラジルとの共同研究で、髄液中の抗アクアポリン4(AQP4)抗体価と視神経脊髄炎(NMO)の病態との関連を報告した論文が、Annals of Neurology誌のオンライン版(フリーアクセス)に掲載されました。髄液抗AQP4抗体価は、急性期に有意に上昇し、髄液細胞数、髄液IL-6濃度、髄液GFAP濃度などと相関することが判明しました。NMOの再発には、中枢神経内で増加する抗AQP4抗体が強く関与していることが示唆され、今後の治療法開発に大きな示唆を与える報告です。

 

 

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