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研究トピックス

細菌性髄膜炎との鑑別を要した神経ベーチェット病の1例

2008/12/09

 

○祢津昌広 (医学部6年生), 鈴木直輝(臨床神経,48:750―753, 2008 祢津昌広, 鈴木直輝, 水野秀紀, 高井良樹, 三須建郎, 青木正志, 中島一郎, 糸山泰人)

症例は30歳の男性。 激しい頭痛, 発熱および軽度の意識混濁を呈し救急搬送された。神経学的所見では髄膜刺激症状陽性, 腰椎穿刺にて髄液圧亢進と多核球優位の髄液細胞増多を認めた。 MRIでは脳幹部に造影病変を認めた他, 粒状の病変を脳内に散在性に認めた()。 数年前に神経ベーチェット病(NBD)の診断を受けており, NBDの再発を考えたが, 細菌性髄膜炎の合併も当初否定できなかった。メチルプレドニゾロンパルス療法とメロペネム, バンコマイシンの併用により数時間の単位で症状の改善が得られ, 経過から細菌性髄膜炎は否定された。 本症例では細菌感染症で上昇するとされる血清プロカルシトニン値が基準値範囲内であり, 両者の早期鑑別に有用と考えられた。

 

 

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